8面 区の手続きや催し物の問い合わせ、がん検診の申し込みは、はなしょうぶコール 電話6758-2222 午前8時~午後8時 年中無休 ファクス6758-2223 電話番号の表記のない記事に関する問い合わせは、はなしょうぶコールへお問い合わせください。 葛飾区ホームページ http://www.city.katsushika.lg.jp タイトル バス社会実験 新小岩駅(南口)~金町駅(南口)土・日、祝日に直通バスが運行します! 区では、区内の南北交通網の利便性向上に向け、試験的に新小岩駅(南口)と金町駅(南口)をつなぐバスを期間限定で運行します。この試みで、利用者の需要や動向を把握し、本格運行に向けた検討をしていきます。 路線ルートなど、詳しくは、区ホームページでもお知らせします。 運行期間 6月14日(土)~平成27年3月29日(日)の土・日曜日、祝日 ※平成27年1月2日(金)は運行します。 運行時間 新小岩駅(南口)発:午前8時13分~午後7時45分 金町駅(南口)発:午前8時3分~午後7時33分(約30分間隔) 運行会社 京成バス株式会社・京成タウンバス株式会社の共同運行 問い合わせ バスの運行に関すること 京成バス(株)金町営業所 電話3607-5138 京成タウンバス(株) 営業所 電話5671-0360 社会実験に関すること 街づくり調整課 電話5654-8397 路線図  金町駅(南口) 金町三丁目 浄水場 柴又帝釈天 柴又六丁目 柴又小学校 新柴又駅 鎌倉小学校 鎌倉町 京成小岩駅入口 細田四丁目 細田三丁目 細田踏切 スポーツセンター 奥戸三丁目 五丁目住宅 奥戸四丁目 東新小岩六丁目 上平井中学校 東新小岩五丁目 巽橋(金町駅方向のみ) 新小岩駅北口(金町駅方向のみ) 新小岩駅(南口) 【運 賃】 ▼大人/現金 220円 ICカード 216円 ▼小児/現金 110円 ICカード 108円 ※東京都シルバーパス、運行会社定期券なども利用できます。 【担当課】街づくり調整課 タイトル かつしかの暮らしと文化165 遷宮と香取社 昨年は伊勢神宮や出雲大社で遷宮(せんぐう)が執り行われ、多くの参詣の人々でにぎわいを見せました。 伊勢神宮の式年遷宮は20年ごとに行われ、途中、戦乱などによって何度か中断があったものの、1300年も続いています。出雲大社では、60年ぶりに遷宮が行われました。 この遷宮は、伊勢神宮や出雲大社だけでなく、律令体制下の各国ごとに所在し、最も格式が高い神社とされる一宮(いちのみや)などでも行われていました。 葛飾区が江戸時代以前に所属していた下総国の一宮である、千葉県香取市に鎮座する香取神宮でも、かつてはおよそ20年ごとに遷宮が行われていました。中世の頃は香取社と称され、遷宮のたびに社殿の造り替えと神宝調度品類の新調を行っていたことが、香取神宮に伝わる古文書から知ることができます。 文永8年(1271)の『香取社造営所役注文案』によると、治承元年(1176)の香取社遷宮に伴い、豊島清元(基)が正神殿雑(ざっしょう)掌を務めていることが記されています。雑掌とは、寺社造営を負担するもので、下総国一宮の正神殿雑掌は、誰でも務められるわけではなく、豊島清元が下総国においても有力者であったことを意味しています。 清元は、武蔵国豊島郡(現在の北・板橋・文京・台東・荒川区を中心とした地域)を本拠としていましたが、下総国での基盤は、葛西地域(現在の葛飾・江戸川・墨田・江東区の区域)だったようです。 やがて、清元の息子である清重が父から葛西を譲られ、名字を葛西と名乗り、関東葛西氏の祖となります。前述の古文書には、その後の遷宮が下総国守護の千葉氏と下総国の有力御家人である葛西氏が交代で務めていたことが記されており、宝殿や二の鳥居などの造営を「猿俣郷(水元地域)」や「下葛西(葛西南部)」などが行っていたことが記録されています。 このように、葛飾区の地域が下総国一宮の香取社の遷宮に関わり、葛西氏とともに重要な役割を担っていたことが分かります。また、一宮の香取社の末社として区内に鎮座する香取神社(亀有3‐42‐24)も、この地域がかつて下総国に属していたことを伝えてくれています。 (郷土と天文の博物館) ▲「香取社造営所役注文案」(香取神宮文書 複製 原資料香取神宮)5行目に「豊島三郎清基」の名が見え、遷宮を担当していたことが確認できる