bP633 平成27年(2015年) 8月25日 タイトル あなたは大丈夫!? 防災対策  9月1日は防災の日です。この機会にもう一度、家庭や地域で、防災に対する意識を高め、いざというときに備えましょう。 【担当課】 防災課 電話(5654)8224 地域で 実感!初期消火の大切さ 四つ木三丁目若宮町会  柳富治会長  夕方5時頃出掛けるため外に出たら、凄い煙で建物が燃えているのを発見しました。「これはまずい」と思い、すぐに家に置いてある町会の防災倉庫の鍵を取り、急いで防災倉庫に向かいました。到着後、消火隊の可搬ポンプとスタンドパイプのどちらを使うか悩みましたが、火はどんどん燃え広がり、一刻の猶予もないこと、火元建物から消火栓が近かったこと、消火活動できる人数が2人だったことから、スタンドパイプを使う決断をしました。消火にあたり、スタンドパイプの設置も迅速にでき、素早く放水できました。訓練の成果だと思います。  町内では、火事を出さないように会員ひとりひとりが注意していますが、火事が出てしまったときは、住民同士で協力して初期消火をするなど、助け合う町会として防災に取り組んでいきたいです。 住民のつながりで築く防災体制 ガーデンプラザ柴又自治会  私たちの自治会では、阪神淡路大震災をきっかけに災害対策を考え、マンション内でライフラインが復旧するまでの行動を記した災害時マニュアルの作成や、「避難カード」を導入して、避難状況を把握できる体制を整えました。  毎年の防災訓練では、多くの方に参加していただき、防災の意識は浸透してきていると思います。  今の課題は、入居者の高齢化です。エレベーターが止まると上階の人たちは移動に困難を伴います。そうした方に対し、 どのように対応するかを考えなければなりません。  自治会ではいろいろなイベントを開催し、イベントを通じて、住民のつながりを構築してきました。万が一のときの防災体制も、つながりにより築いていきたいです。 防災活動拠点で5つの町会が協力体制 金町睦自治会 中野真逸郎副会長  私たちの町会は、模擬消火器を使って消火訓練をする「まちかど消火訓練」や、町内にある栄通り商店会での防災訓練などを行っています。また、平成24年からは近隣の3つの町会と合同で防災訓練を始めました。昨年には1つの町会が新たに加わり、今では5つの町会が合同で、防災活動拠点である金町末広公園(金町5‐10‐9)を会場に、かまどベンチを使った炊き出しや仮設トイレの設置、起震車体験、けむり体験、消火器訓練など総合的な防災訓練を行っています。  この訓練を通して、それぞれの町会内で防災を担当している方が、お互いの顔を知り、情報共有や相互連携など、災害が起きた時には協力できます。 防災活動拠点とは 消火・救助活動や被災者に対する生活支援を行う防災設備を備えた公園です。災害時には、地域やボランティアの方たちによる炊き出しや応急活動などを行う場となります。防災設備には、防災倉庫・雨水貯留槽・かまど兼用ベンチ・マンホール直結トイレなどがあります(施設により異なります)。 家庭で 家具転倒防止で安心感! 佐々木照江さん(堀切在住)  日頃から防災に対しては、町会の防災訓練に参加したり、玄関に防災袋を用意したりと意識はしていましたが、実際に地震が来た時に、家具が倒れてしまったらどうするかまでは考えていませんでした。  今回、家具転倒防止器具を居間の入口近くにある食器棚と寝室のたんすに設置しました。家具を固定したことにより、寝ているときなど倒れてくる不安がなくなり、安心感が高まりました。 事業所で 現場で最大限できることをやります! 株式会社桂造園 菊地謙二社長  私の会社は、区内事業所11社で構成する葛飾造園災害対策協議会に属しています。  協議会では、年に1回、現場担当者などが集まり、災害対策を考える安全大会を実施しています。  日頃から社員には、災害が起きたら、その場に残り、「最大限できることをやりましょう」と積極的な対応について話しています。  具体的には、道路に倒れた街路樹の処分や現場に持ち出しているショベルカーなどの機材を使って、大きな物を撤去するなどの協力ができます。  万が一のときは、地域に役立ちたいと思いますので声を掛けてください。 区は、災害が発生した際の迅速な応急活動を行うため、区内建設関連団体7団体と「災害時における応急対策業務に関する協定」を締結しています。 区の防災対策を6・7面 で紹介しています。 はなしょうぶコール 電話6758−2222 午前8時〜午後8時 年中無休 区ホームページhttp://www.city.katsushika.lg.jp 区公式ツイッター@katsushika_city 区公式フェイスブックページ