8面 区の手続きや催し物の問い合わせ、がん検診の申し込みは、はなしょうぶコール 年中無休 午前8時から午後8時 電話6758‐2222 葛飾区ホームページ http://www.city.katsushika.lg.jp タイトル 狭い道を広げて安全に! ご協力お願いします  区では、災害に強い街をめざし、皆さんのご協力を得ながら、狭い道を広げる事業を進めています。 【担当課】 住環境整備課 電話5654‐8350 狭い道はこんなに危険 ▽通りづらい上に見通しが悪く、事故の原因になる ▽消防車や救急車などの緊急車両が通れない ▽災害時に、スムーズに避難・救援活動が行えない 対象となる敷地 建築基準法による道路で道幅が4mに満たない道路に接する敷地 後退部分の整備費は区が負担します  ご自宅の建築計画の際に、事前にご相談ください。  後退位置や整備方法の協議を行い、建築工事に合わせて区の負担で拡幅整備工事(L形側溝や雨水ますなどの移設・舗装など)を行います。  また、建築工事は行わず、門や塀の改修・駐車場の整備などを行う場合でも、同様に区の負担で拡幅整備工事を行います。  工事によって道路となった部分は、固定資産税の非課税措置の対象となります。  拡幅工事に伴う門や塀などの撤去や設置にかかる工事費は、区で費用の一部を補助します。詳しくはお問い合わせください。 タイトル 公演モニター募集 「音楽と無声映画」 ファミリーコンサート  生演奏と物語を語る弁士で楽しむファミリーコンサートの鑑賞レポートを書いていただける方をご招待します。 【日時・内容】 @2月28日(金) 午後6時30分から チャップリン短編 (チャップリンの番頭(質屋)他) A3月1日(土) 午後1時から 太郎さんの汽車 (短編アニメ他) B3月1日(土) 午後4時から チャップリン他映画特集 (チャップリンの勇敢他) 【対象】 区内在住・在勤・在学の方 各2組(4人)  提出していただいたレポートは、区ホームページなどで発表する予定です。 【出演】 ▽片岡一郎氏(弁士)      ▽アンサンブル・バラダン(演奏)      ▽投野彩香氏(童謡歌手)(ABのみ) 【その他】 一般のチケットも発売しています。詳しくはお問い合わせください。 【申込方法】 往復ハガキに希望番号・住所・氏名・年齢・電話番号を書いて、2月18日(火)(消印有効)まで(多数抽選)。 【会場・申し込み・問い合わせ】  〒124‐0012 立石6‐33‐1かつしかシンフォニーヒルズ  「音楽と無声映画モニター」係 電話5670‐2233 【担当課】 文化国際課 タイトル かつしかの暮らしと文化 161 遺風を残す葛飾の節分  「鬼は外、福は内」  節分を迎え、新春の行事も一区切りとなります。  柴又帝釈天でも、2月3日、恒例の節分会が催されました。災害をもたらす赤鬼と疫病をもたらす青鬼が参道を練り歩き、帝釈天の境内へ打ち入ります。境内にある舞台では、帝釈天の使いとされる神猿と赤鬼、青鬼による節分問答が寸劇仕立てで披露され、鬼たちは神猿に追い返されてしまいます。その後、来賓や年男年女が、詰めかけた人々に向かって、福豆をまき、一年の平安が祈念されました。  節分は本来、「季節の移り変わる節目」の意味で、特に立春が一年の初めと考えられることから、次第に節分というと立春の前日の2月3日を指すものとなりました。しかし、明治5年に太陽暦へ改暦されるまで、節分の豆まきは12月大晦日の行事として行われていました。年の変わり目は、人間の気が弱くなり、それにつけ込んで鬼が悪さをするので、鬼を追い出すために行われていたのが豆まきです。  大豆を煎って升に入れて神前に供えた後、今年一年の無病息災や家内安全など幸福を祈念してから「福は内、鬼は外」と声を張りあげて豆をまきます。豆をまいた後には、家の入り口にヒイラギの枝葉にイワシのお頭を挿し置いておくと、鬼が戻ってきてもヒイラギの尖った葉やイワシの臭いで逃げ去るといわれています。まいた豆は、後で歳の数だけ食べますが、地域によっては一つ足した数を食べるところもあり、この豆を食べると一年健康でいられるとされています。  なぜ大豆が用いられるのかというと、一説に、京都の鞍馬に鬼が出たとき、毘沙門天のお告げによって大豆を鬼の目に投げつけたところ、鬼を退治できたという話が残っており、「魔の目(魔目=まめ)」に豆を投げつけて「魔を滅する(魔滅=まめ)」に通じるということのようです。  葛飾では、節分になると今でも家の戸口にヒイラギとイワシの頭を飾った風景を見かけることがあります。家によっては枝豆の殻のついた枝を添えたり、鬼が怒るといけないので小さな声で「鬼は外」と言うところもあるようです。  「イワシの頭も信心から」といいますが、歳の瀬の大晦日に行われていた遺風を、葛飾の地は今も伝えているのです。 (郷土と天文の博物館)