おでかけあんしん事業

おでかけあんしん事業は、認知症の症状などにより、居所がわからなくなった高齢者の方が保護された際に、登録情報から身元を照合し、早期にご家族へ連絡するための事業です。

認知症の症状で徘徊のある方が、早期に自宅に戻れることを目的としている事業です。

対象者

区内在住の認知症の症状があり徘徊に困っている方で、
下の（1）（2）いずれかに該当する方。ただし、施設に入所している方は除きます。

　　（1）医師に認知症と診断されている【原則】
　　　　　→ 認知症であることがわかるもの（診断書など）の写しが必要です。
　　　　　　 ただし、要介護認定を受けている場合は不要です。
　　　　※要介護認定を受けている場合は、「認知症高齢者の日常生活自立度」が2.a以上の方

　　（2）「おでかけあんしん保険チェックリスト」で、該当する項目がある

おでかけあんしんシールの配付

対象となる方の氏名・住所や緊急連絡先を登録するとともに、登録番号とコールセンターの電話番号を記載した「おでかけあんしんシール」を配付します。靴など身に着けるものに貼り、対象となる方が警察等に保護されたときに、シールをてがかりに24時間対応のコールセンターを利用して身元や緊急連絡先を照会し、ご家族等に連絡することで早期の帰宅へつなげます。
 

ひとりで外出して自宅に帰れなくなったとき

1. 警察等が、徘徊している登録者を保護
2. 警察等が、持ち物に貼られた「おでかけあんしんシール」に記載されている電話番号に電話をかけ、
   コールセンターへ本人や家族等の情報を照会
3. コールセンターは、登録番号から本人や家族等の情報を警察等に提供
4. 警察等が家族等へ連絡
5. 家族等が警察署等にお迎えに行き、一緒に帰宅

• コールセンターは、警察等に緊急連絡先等の情報提供を行います。行方不明者の捜索はしません。
• 登録者の方が道に迷っているなどでなかなか自宅に帰ってこない場合、ご家族などは警察に相談をしてください。
• コールセンターは24時間対応のため、緊急連絡先に夜中に電話がかかってくることもあります。
• 地域住民からコールセンターに連絡があった場合は、緊急連絡先等の情報提供は行わず、近くの交番に連れていってもらうようご案内します。
   

おでかけあんしん保険（認知症保険）が加わりました

おでかけあんしん保険（認知症保険）

認知症による徘徊に起因する鉄道事故等を発生させ、ご家族が損害賠償責任を負うことになった場合等に補償される保険です。保険料は区が負担します。

補償内容

1. 個人賠償責任補償 【補償金額 最大5億円】

　　例）誤って線路に立ち入って電車を止めてしまい、遅延・運休を伴う営業損害の損害賠償請求を家族が受けた場合

2. 傷害の補償【補償金額 最大50万円（後遺障害は程度により2～50万円）】
3.  被害者死亡時の見舞費用の補償 【補償金額 15万円】

申込方法や注意事項について

費用

無料

注意

• 保険のみの加入はできません。

• 保険の加入を希望しない方は、おでかけあんしんシールのみの配付は可能です。

• 事故が発生したときの補償金の請求は、親族または本人（成年後見人）のみが行うことができます。

届出

届出書を記入していただき、高齢者支援課（区役所2階201番）窓口に提出してください。