河川水質調査

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ページ番号1003954  更新日 令和6年7月4日

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区内を流れる河川の水質を監視するため、区では河川ごとに調査地点を設け、継続して水質の測定を行っています。

江戸川及び中川における魚の死骸について

江戸川及び中川の下流部では令和3年4月初旬より魚(ハクレンと思われます)の死骸が確認されています。詳細につきましては、下記の国土交通省のホームページをご参照ください。

葛飾区は、西部の荒川、東部の江戸川、北部の大場川、中央部の中川・新中川、荒川と並行した綾瀬川などの大小河川や水元小合溜を背景とする広大な水郷景観など、豊かな水環境を有しています。
これらの河川の水質は高度経済成長期著しく悪化しましたが、昭和40年代後半から、工場等の発生源規制や下水道の普及等によって大幅に改善されました。

 

江戸川写真
江戸川
水元大橋
水元小合溜(水元大橋)

汚れを見分けるものさし

BOD
(生物化学的酸素要求量)
微生物が水中の有機物を酸化分解するために必要とする酸素の量。
河川の汚れを示す代表的な指標で、この値が大きいほど川が汚れていることになります。5mg/l以下が望ましい値です。
COD
(化学的酸素要求量)
過マンガン酸カリウムなどの酸化物が、水中の有機物を二酸化炭素や水などに分解するために必要な酸素の量。海や湖の汚れの度合いを示す指標で、その数値が大きいほど汚れていることになります。
DO
(溶存酸素量)
水に溶けている酸素の量。水中の生物や微生物にとって大変重要です。値が大きいほうが水質がいいことを表していますが、水中の植物が光合成を行うと、水が汚濁していても値が大きくなることがあります。

このほか、水素イオン濃度(pH)や浮遊物質量(SS)、透視度を調べる方法などもあります。
また、汚れた所には汚れに強い生物が、きれいな所には汚れに弱い生物がみられることに着目して、そこに生息している生物の種類や数などを調べて川の汚れを知る方法もあります。

水質の概況

区内を流れる河川の水質をBODの経年変化でみると、横ばいもしくは改善の傾向です。綾瀬川の水質には着実な改善傾向がみられます。水元小合溜のBODは、平成7年度から増減を繰り返しながらも改善が進んでいます。近年は横ばい傾向です。

環境基準

河川水質に係る環境基準として、「環境基本法」第16条の規定に基づき、水質について人の健康を保護し、生活環境を保全するうえで、維持することが望ましい基準が設けられています。水質の環境基準は、河川の類型ごとに分かれています。

   項目
水素イオン濃度(pH) 生物化学的酸素要求量(BOD) 浮遊物質量
(SS)
溶存酸素量
(DO)
大腸菌群数
類型 AA 6.5以上8.5以下 1mg/l以下 25mg/l以下 7.5mg/l以上 50MPN/100ml以下
A 6.5以上8.5以下 2mg/l以下 25mg/l以下 7.5mg/l以上 1,000MPN/100ml以下
B 6.5以上8.5以下 3mg/l以下 25mg/l以下 5mg/l以上 5,000MPN/100ml以下
C 6.5以上8.5以下 5mg/l以下 50mg/l以下 5mg/l以上 -
D 6.0以上8.5以下 8mg/l以下 100mg/l以下 2mg/l以上 -
E 6.0以上8.5以下 10mg/l以下 ごみ等の浮遊が認められないこと。 2mg/l以上 -

このページに関するお問い合わせ

環境課公害対策相談係
〒124-8555 葛飾区立石5-13-1 葛飾区役所4階 410番窓口
電話:03-5654-8236 ファクス:03-5698-1538
Eメールでのお問い合わせはこちらの専用フォームをご利用ください。