第5回かつしか文学賞の受賞作品が決定しました
第5回かつしか文学賞の受賞作品が決定しました
舞台は葛飾。心に響く小説(はなし)が寄せられました!
人情に厚く元気な人々が暮らす「ふるさと葛飾」の魅力を多くの皆さんに知っていただくため、葛飾区を舞台に描かれたオリジナル小説を募集し、応募総数149作品の中から、4編の受賞作品が決定しました。
大賞 「博志の一週間」 桜川碧(さくらがわみどり)著
あらすじ
生活困難者のための施設で働く70歳の中島博志は、健康診断で内臓に腫瘍のようなものが見つかった。精密検査を受けるまでの不安な一週間、博志は自分の人生を振り返り、彼にとって大切な人たちに会うことに。また、施設の入所者やホームヘルパーさんとの交流の中でも、生と死への思いを深めていく。
優秀賞 「佐山家の彼岸」 村本大志(むらもとたいし)著
あらすじ
佐山家の人々は葛飾区青戸に住んでいるごく普通の庶民。母・弥生がコロナウイルスで急死してから、父・俊夫の不自然な行動が目立つようになった。そんな俊夫が法事の席で突然移住を宣言し、家族は大混乱する。コロナ禍の下町に住む家族のちょっと喜劇的な『お彼岸の頃』の物語。
優秀賞 「瑛子さんの陽だまり」 木野潤(きのじゅん)著
あらすじ
自分の不注意で3歳の娘を亡くした過去をもつ山下瑛子さんは、葛飾区金町に住む清掃関係のパート職員。瑛子さんは、周りの人々の込み入った諸問題の相談を積極的に受け入れ、解決に導いていく。そして、ささやかな幸せを望む瑛子さん自身も葛藤で心が揺らぐ。
優秀賞 「四日逃亡犯」 曽田晃希(そたこうき)著
あらすじ
8年前に起きた殺人事件の容疑で指名手配されている逃亡犯・本田若丸。彼は、逃亡の協力者である合沢信也と会おうとするが、信也は現れず、翌日遺体で発見される。そして、信也を殺したという娘の麻友と遭遇することに。本田は突然麻友に「四日間だけ協力してほしい」と懇願され…。
第5回かつしか文学賞を販売します
本ページで紹介した4作品を収録しています。
販売開始日:令和5年3月31日(金曜日)から
販売場所 :かつしかシンフォニーヒルズ(立石6-33-1)
かめありリリオホール(亀有3-26-1リリオ館8階)
区政情報コーナー(区役所3階304番)
※過去の作品集も販売しています。
また、4月中旬から区内の一部書店でも販売します。
販売価格 :1冊 1,000円
その他 :4月上旬より、区内図書館で貸し出します。
大賞作品「博志の一週間」を舞台化します
令和5年度に区民を中心としたキャスト公募・オーディションを行い、令和6年9月(予定)に「かめありリリオホール」で舞台公演を行います。
詳細は順次、広報かつしかやミル等でお知らせします。
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このページに関するお問い合わせ
文化国際課文化国際担当係
〒124-0012 葛飾区立石6-33-1 文化会館別館2階
電話:03-5670-2259 ファクス:03-5670-2265
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