現在の葛飾
東の下総台地と西の武蔵野台地に挟まれた一帯を「東京低地」と呼びます。葛飾区はこの東京低地に位置し、区内の標高は高いところで3m、低いところでは0m以下となっています。また、東から順に江戸川・中川・綾瀬川・荒川が流れ、東京低地の中でも、特に河川の集中する地域といえます。
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葛飾区内は一般的に地下水位が高く、場所によっては1mも掘れば水が湧き出します。水を含んだ泥を除去しながらの調査は大変で、時には泥まみれになることもあります。しかし、悪いことばかりではありません。例えば、台地上の乾いた土地では、土器・石器は残っても、木製品・骨などの有機物は、腐ってなくなってしまう傾向があります。ところが低地の遺跡では、水と泥によって遺物が保護され、比較的良い状態で出土することがあります。葛飾区内の遺跡からも、桶・箸・下駄・櫛・漆器椀などが出土しています。

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