葛飾区名誉区民の紹介

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ページ番号1005528  更新日 令和5年2月22日

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葛飾区は平成24年10月、区制施行80周年にあたり、葛飾区名誉区民制度を創設しました。
この制度は、公共の福祉または社会文化の興隆に功績があった方に対し、その事績をたたえるとともに、区民敬愛の対象として顕彰し、郷土愛の醸成に資することを目的として顕彰するものです。
平成24年10月に4名の方、平成30年12月に2名の方、令和4年12月に1名の方が名誉区民となりました。

小宮 康孝 氏(染色家)


小宮 康孝 氏

平成24年10月1日顕彰
 
重要無形文化財保持者(人間国宝)。
 
14歳から父のもとで小紋染型付の指導を受け、後にその工房を継ぎ、江戸小紋の技術を伝承した。
微細で精緻な柄を手がけ、武士の裃小紋に由来する凛とした美しさが香る染めを制作した。
 
一方で、型紙の製造技術の向上や古型紙の収集、研究を行い、伝統的な小紋型の復元に努めた。また、子、孫へと技術を伝授するなど、後継者の育成にも力を注いだ。
 
氏は、葛飾区の伝統工芸士であり、その卓絶した技術は、葛飾区のものづくりに大きく貢献し、葛飾区の伝統産業の発展に大きく寄与した。
 
平成29年10月24日にご逝去されました。ご冥福をお祈りいたします。

山田 洋次 氏(映画監督・脚本家)


山田 洋次 氏

平成24年10月1日顕彰 
 
日本藝術院会員。
 
葛飾区柴又を舞台とする映画「男はつらいよ」シリーズを手掛けた映画監督。
 
同映画は昭和44年~平成7年までに48作品が公開され、一人の俳優が演じた最も長い映画シリーズとしてギネスブックに認定されるなどの記録を残す大ヒット作となった。
 
同映画内で、主人公である車寅次郎の口上中、「私、生まれも育ちも葛飾柴又です。帝釈天で産湯を使い、姓は車、名は寅次郎、人呼んでフーテンの寅と発します。」は、葛飾区柴又の名を寅さんの故郷として全国的に有名にし、区の大きな観光資源として発展させた。
 
平成9年11月に葛飾柴又寅さん記念館名誉館長に就任した。
 
氏は、葛飾区のイメージアップに多大な貢献があり、また、観光行政に寄与している。

福田 千惠 氏(日本画家)


福田 千惠 氏

平成24年10月1日顕彰
 
日本藝術院会員、日展常務理事。
 
かつしかシンフォニーヒルズに日本画「蘭(陽光)」と「蘭(月光)」がオープン当初より展示され、その後「蘭(月光)」が、葛飾区の友好都市オーストリア・ウイーン市フロリズドルフ区の区制施行100周年の記念として贈られ、現在も、両区をつなぐ友好の懸け橋となっている。
 
また、柴又「山本亭」の「花菖蒲」のふすま絵、亀有リリオホールの緞帳原画などを制作し、多くの来場者に親しまれている。
 
葛飾区の文化芸術功労者で、海外においても平成14年サウジアラビア皇太子(現国王)に委嘱され、初代国王アブドルアジーズ・イヴン=サウード「偉」を制作し、現在、イスラム文化圏との交流を深めるなど、日本画の世界発信に尽力している。

秋本 治 氏(漫画家)


秋本 治 氏

平成24年10月1日顕彰
 
代表作は、「こちら葛飾区亀有公園前派出所」(以下「こち亀」という。)。『週刊少年ジャンプ』昭和51年42号から平成28年42号まで、40年にわたる週刊連載で一度も休載せず、「少年誌の最長連載記録」となっている。単行本は全200巻で、発行巻数が多い単一マンガシリーズとしてギネス世界記録を持つ。
 
平成8年からテレビアニメ化されたほか、映画化や舞台化もされている。
 
また、主人公「両津勘吉」像が、平成18年にJR亀有駅南口・北口に1体ずつ設置され、以降、駅周辺に計15体の「こち亀」キャラクター像が設置され、街の賑わいを創出している。
 
 氏は、長年にわたり葛飾区の名を世界に広め、「こち亀」を通じて葛飾区の地域振興や観光資源の創出に貢献し、その功績は多大なものがある。

小宮 康正 氏(染色家) 


小宮 康正 氏

平成30年12月27日顕彰
 
無形文化財の「江戸小紋」の製作技法を高度に体得し、型紙の原紙の和紙や防染糊の基材の米ぬか等の用具・原材料の研究を積極的に行い、日本伝統工芸展等で受賞を重ね高い評価を得ている。

その功績が認められ、平成30年9月25日に、文部科学大臣から江戸小紋が重要無形文化財に指定されるとともに、氏が重要無形文化財保持者(人間国宝)として認定された。

また、長年にわたり、葛飾区伝統産業職人会の一員として、本区の伝統産業の振興に貢献している。

高橋 陽一 氏(漫画家) 


高橋 陽一 氏

平成30年12月27日顕彰
 
代表作は、「キャプテン翼」。『週刊少年ジャンプ』昭和56年18号より「キャプテン翼」の連載を開始する。
 
昭和58年からテレビアニメ化されたほか、ゲームソフトや舞台にもなり、日本にサッカーブームをもたらした。日本のみならず、世界中のプロサッカー選手に影響を与えている。

氏は、作品の登場人物の銅像制作やラッピングバス制作への協力、小学生を対象とした「キャプテン翼CUPかつしか」の大会アンバサダーを務めるなど、葛飾区の地域振興や観光資源の創出、青少年の健全育成に貢献している。

倍賞 千恵子 氏(女優・歌手) 


倍賞 千恵子 氏

令和4年12月12日顕彰
 
昭和36年に『斑女』で映画デビュー。
昭和37年に『下町の太陽』で歌手デビュー。
日本を代表する女優・歌手として活躍。
 
昭和44年から公開されている映画『男はつらいよ』シリーズでは、令和元年に公開された第50作までのすべての作品で主人公「寅さん」こと車寅次郎の妹「さくら」役を演じた。

同映画の舞台である柴又駅前には、『フーテンの寅像』とともに『見送るさくら像』が設置され、寅さんのふるさと葛飾柴又のシンボルとして、ファンのみならず多くの人に愛され続けている。
 
氏は、下町人情が残るまち葛飾区の魅力を区内外へ広く発信するなど、映画『男はつらいよ』を通じて葛飾区のイメージアップに貢献している。

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