【かつしか人】パティシエ 永堀浩矢さん

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ページ番号1035901  更新日 令和6年6月21日

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プロフィール

インタビューを受ける永堀さん

奥戸生まれ(南奥戸小学校・奥戸中学校卒業)。
国内外で20 年以上お菓子作りを学び、区の創業塾などを活用しながら令和3年に洋菓子店「パティスリークロノアール」をオープンする。
【所在地】 東新小岩5 - 20 - 6(みのり商店会内) 
【問い合わせ】  03 - 6657 - 6296


葛飾といえば黒いお菓子と言ってもらえる自慢のお店に

私とお菓子作り

 「ホールケーキを丸ごと食べたい」。私の家では、ケーキを食べられるのは誕生日やクリスマスの時だけだったので、ケーキへの執着がすごかったんです。小学生の頃、通っていた学童でケーキを作るイベントがありました。その時「ケーキって自分で作れるんだ」と気付き、私のお菓子作りは始まりました。小学2年生の時にクッキーを初めて焼き、その後は自分でクリームを作ったり、スポンジ生地を焼いたりしていました。高校1年生の夏休みにパティスリー(洋菓子店)でお菓子を作るアルバイトをしていた時、誰から指示されたわけでもないのに、先輩の作った余りの生地を勝手に触って研究している自分を客観的に見て「自分はパティシエに向いている。パティシエになろう」と思いました。

黒いお菓子との出会い

食品メーカーで働いていた当時の様子

 高校卒業後、日本やフランスのパティスリーで修行を積んだ後、大手食品メーカーに就職して、レシピ開発や企画• 提案を行ってきました。黒いお菓子と出会ったのは、12年程前に食品メーカーでレシピ開発をしていた時のこと。当時、コンビニで黒いお菓子がはやっていて、その原料の一つがブラックココアでした。ブラックココアは、そのままだとおいしくないのですが、この難しい食材を使ってレシピ作りに挑戦することやお菓子を黒く染めることが楽しくて、黒いお菓子作りにのめり込みました。そして、全国の企業へ商品の企画・提案を行う中で、いつか自分のお店を開くという夢を今なら叶えられると思い、黒だけのお菓子を並べるお店を開くことを決意しました。

働きやすいお店を地元で

 どこにお店を開くか。修行したフランスで開くことも考えましたが、自分の作ったお菓子を届けたい相手がいる場所は、辛かった修行時代を支え、応援してくれた中学の同級生がいる新小岩でした。
 修行中は時代的にも過酷な労働環境だったので、自分のお店を開くときには、絶対に従業員が働きやすい環境にしたいと思っていました。そこで、区の創業塾への参加や東京都の支援を受け、ビジネスプランを考えながら2年間準備して、令和3年に新小岩でお店を開くことができました。

 

黒いお菓子で葛飾を盛り上げたい

黒いお菓子を作る永堀さん

 地元の友人や、友人の家族がお菓子を買いに来てくれた時は、やっと届けることができたなとうれしく思いました。また、お店に来てくれるお客さんが増えて、商店会がにぎわい、商店会の皆さんが喜んでくれることもとてもうれしいです。この先、黒いお菓子がもっと有名になり「葛飾って黒いお菓子屋さんがあるところだよね」と皆さんに言ってもらえるような、葛飾自慢のお店にしたいです。また、将来は黒いお菓子工場を作って、日本全国の人たちが葛飾の黒いお菓子を食べてくれるようになるのが夢です。継続は力なりの精神で、これからも挑戦し続けていきたいです。

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このページに関するお問い合わせ

広報課広報係
〒124-8555 葛飾区立石5-13-1 葛飾区役所2階 211番窓口
電話:03-5654-8116 ファクス:03-5698-1502
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