災害時の備えを再点検

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ページ番号1023401  更新日 令和2年6月4日

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非常袋の点検

新型コロナウイルス感染症により、外出を控えたり、「三つの密(密閉・密集・密接)」を避けたりする新たな生活様式を求められている中、地震や台風などの自然災害はいつ起こるかわかりません。今後、台風等の自然災害が発生し避難所を開設した場合、「三つの密(密閉・密集・密接)」を避け、避難所でのクラスター発生を防止する必要があります。いざというときのために、災害時の在宅避難や家庭内備蓄など、ご家庭での災害時の備えについて再点検しましょう。

在宅避難について考える

自宅や友人の家等への避難の検討

マンションに居住している等、自宅での安全確保が可能な場合、避難所へ行く必要はありません。水害ハザードマップなどを使って、自宅がどのような地域か調べてみましょう。
また、可能な場合は、安全な地域にいる親戚や友人の家等、避難所以外への場所へ避難することも検討しましょう。

自宅の安全対策

地震災害では、地震の揺れにより自宅の中で家具の転倒、窓ガラスの飛散等によって負傷してしまうおそれがあります。また、家具が転倒して足の踏み場もない状況では在宅避難はできません。
・家具の転倒・移動・落下防止のためL型金具やつっぱり棒等を設置し、転倒防止対策をする。
・家具が転倒したときに出口を塞ぐことがないように家具の配置を考える。
・窓ガラスや食器棚等にガラスの飛散を防ぐ飛散防止フィルムを貼り付ける。
・電気火災を防ぐため、自宅の分電盤に感震ブレーカーを取り付ける。

備蓄品の確認

災害時には物資が届きにくくなるおそれがあります。地震災害では最低3日分、できれば1週間分の備蓄が必要です。また、水害でも2週間以上、電気・ガス・トイレ等が使えなくなる可能性があります。
・水は1人1日3リットル必要なため必要数を用意する。
・食料は家族の構成・状況に合わせたものを用意する。
・トイレの水も流せなくなる可能性があるため、簡易トイレを用意する。
・長期間の停電に備え、長く光続けることのできるLEDライトを用意する。
・常備薬や介護用品、ミルクやおむつなど家族の状況に合わせたものを用意する。

避難所での過ごし方を考える

避難所に避難した場合、避難所での共同生活を送ることになります。避難所には多くの避難者が集まり、普段とは違う状況に不安を抱きやすくなったり、混乱しやすくなったりします。そのため、お互いが気持ちよく過ごせるように、どのようなことに配慮すればいいか考えてみましょう。

非常持ち出し品の確認

緊急に避難しなければならない場合に備えて、避難時に持ち出す最低限のものはリュックに入れて、すぐに持ち出せる場所に用意しておきましょう。
・家族構成(乳幼児や高齢者など)に応じて必要なものを用意する。
・持ち出し品には優先順位をつけ、持って行動できる量にする。
・避難所等へ避難する際は、水や食料も持っていく。
・両手が使えるリュックで人数分用意し、すぐ取り出せるところに置く。
・感染症拡大防止を踏まえ、可能な限りマスク(なければタオル等)、消毒液、除菌シート(なければウェットティッシュ等)、体温計等を用意する。

感染症拡大防止への配慮

避難所での感染症拡大を防ぐためには、皆さまのご協力が必要です。お互いに次のことを配慮しましょう。
・こまめに手を洗う、マスクを着用する、咳をするときはハンカチ等で口を押さえるなど、手洗いと咳エチケットを励行する。
・体調不良の場合は、我慢せずに避難所運営のスタッフに相談する。
・避難所内では十分な換気に努める。

発熱、咳等の症状が出た方のための専用スペースの確保

発熱、咳の症状がある方のための専用スペースを確保します。症状のある方は一般の避難者の方とはスペースや動線を分けますので、ご協力をお願いいたします。

思いやりのある行動

多くの方が集まる避難所は自宅とは異なり、ストレスが大きく不安や混乱から、怒りやすくなったり、体調を崩しやすくなったりします。
・乳幼児、高齢の方、体が不自由な方等に対しては特に配慮する。
・困っている方や体調が悪そうな方がいたら、声を掛けたり、避難所運営のスタッフに伝えたりする。
・体調不良の方やその家族を誹謗・中傷・差別することは絶対にしない。
・避難所は人手が足りないことも多いため、動ける人は協力する。

災害時におけるペットへの備え

災害時は、多くの動物が飼い主とともに避難場所や避難施設等に避難してくることが予想されます。
家族同様のペットへの思いやりとして、災害時の備えを整えましょう。
・災害時に備えて、犬には鑑札や1年以内の狂犬病予防注射をしておきましょう。
・多様な避難方法に備えたペット用ケージ類、食糧や衛生品の備えをしておきましょう。
・飼い主同士で助け合う(共助)関係を築いておきましょう。
・人もペットも慣れない避難所では過大なストレスがかかります。互いに思いやる気持ちと行動にご協力をお願   いします。

このページに関するお問い合わせ

危機管理課訓練係
〒124-8555 葛飾区立石5-13-1 葛飾区役所5階 503番窓口
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