防ごう!ノロウイルス食中毒
ノロウイルスに感染した調理従事者を介した食中毒事例が、多くを占めています。正しい予防法を身に付け、ノロウイルス食中毒を防ぎましょう。
ノロウイルス食中毒の特徴
- 令和4年にはノロウイルスによる食中毒が全国で63件発生し、2,175名の患者が出ている。
- 10個~100個程度の少量で感染する。(感染者のふん便に含まれるノロウイルスの数は1gあたり約10億個)
- 症状が治まったあとも、10日間程度、感染者の便からノロウイルスが排出される。(発症から1ヶ月以上、排出が続く例も見られる。)
ノロウイルス食中毒の発生時期
ノロウイルスの感染経路
ノロウイルスは手指や食品などを介して経口で感染し、ヒトの腸管で増殖します。感染してから発症までの時間は、1日~2日程度で、主な症状はおう吐、下痢、腹痛などです。
ノロウイルスの感染経路としては、以下の3つの経路が知られています。
- ノロウイルスに汚染されたカキなどの二枚貝を、生や加熱不十分な状態で食べた場合。
- ノロウイルスに感染した人が十分手を洗わずに調理することで食品を汚染させ、その食品を食べた場合。
- ノロウイルスに感染した人のおう吐物の飛散等により、ウイルスを口から吸い込んだ場合。
ノロウイルス食中毒の予防方法
1. 手洗いの徹底
食中毒予防で最も大切なのは、手洗いです。ノロウイルスに関しても例外ではありません。調理の前、食事の前、トイレの後には、石鹸をよく泡立ててこすり洗いし、流水でしっかりすすぎましょう。二度洗いを行うと、より一層、手洗いの効果が高まります。
2. 調理器具類の消毒
器具類の消毒には、「次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)」を使用しましょう。消毒用アルコールは、ノロウイルスにほとんど効きません。次亜塩素酸ナトリウムを適当な濃度に希釈した消毒液をペットボトル等に保存するなど、いつでも使用できるよう日頃から準備しておきましょう。
3. 十分な加熱
カキやアサリなど二枚貝を生や生に近い状態で食べるとノロウイルス食中毒になる可能性があります。しっかりと中まで火を通し、ウイルスを死滅させましょう。中心部を85~90℃で90秒間以上の加熱が目安です。
※また、ノロウイルスに感染した人が調理をすると食品にノロウイルスを付着させてしまう可能性があります。体調不良の際は調理に携わらないようにしましょう。
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